安田城跡 歴史の広場

 
史跡安田城跡は、平成2年から平成4年度に整備工事を行い、平成5年度から安田城跡歴史の広場(平成17年市町村合併後は富山市婦中安田城跡歴史の広場)として開場しました。
開場から四半世紀以上が経過した現在、広場では堀をはじめとした施設が著しく老朽化し、屋内外の展示の情報修正が必要となるなど、様々な問題が生じています。
異常繁茂した堀の水生植物
こうした現状は、史跡の活用や本質的価値の的確な伝達を行う上で好ましい環境とはいえないため、再整備による根本的な解決が必要となっています。
 
平成30年度、貴重な歴史遺産である安田城跡の再整備に向けて、史跡の保存活用と再整備事業の基本方針等を明確化した保存活用計画と再整備基本計画として、『史跡安田城跡 再整備基本計画書』を策定しました。
計画の策定にあたっては、平成29年度に安田城跡再整備準備検討会議(県費補助事業)を2回、平成30年度に安田城跡再整備基本計画策定会議(国庫補助事業)を2回開催し、学識経験者や国・県のオブザーバーから指導・助言を受けました。
計画書の内容は、次のとおりです。
第2回再整備基本計画策定会議
 
史跡安田城跡再整備基本計画書
※『史跡安田城跡再整備基本計画書』に記載している整備内容や年次計画等は、基本計画策定段階のものであり、その後の基本設計や実施設計によって随時変更となっておりますのでご留意ください。
全編〔PDF、27.2MB
章ごと
  ・表紙・例言・目次〔PDF、265KB
  ・第1章 沿革と目的〔PDF、808KB
  ・第2章 史跡の概要と現状〔PDF、5.5MB
  ・第3章 史跡の本質的価値と構成要素〔PDF、126KB
  ・第4章 現状と課題〔PDF、4.5MB
  ・第5章 保存活用の大綱・基本方針〔PDF、54KB
  ・第6章 保存活用計画〔PDF、235KB
  ・第7章 再整備の基本方針〔PDF、82KB
  ・第8章 再整備基本計画〔PDF、3.9MB
  ・第9章 業務コンサルタントによる報告〔PDF、11.1MB
  ・第10章 年次計画・完成予想図・全体平面図〔PDF、858KB
 
 
令和2年度、再整備基本設計を策定しました。この設計では、再整備基本計画(平成30年度策定)を、施設毎に最も適した材料・工法による設計仕様等を定めて、具体化・図面化して整合性等を確認しました。
令和2年度の設計対象は、浚渫、堀の護岸改修、水生植物の植栽、本丸土塁階段の改修、土塁展示施設の改修、大型サイン板の設置であり、その他の工事は令和4年度に設計予定です。
設計に際しては、再整備検討会議を2回開催し、その結果を反映しました。会議は、新型コロナウイルス感染防止の観点から書面での意見聴取としました。
 
 
令和2年度には、令和3年度工事予定の本丸土塁階段改修(2箇所)の実施設計を行いました。
本丸に設置されている土塁階段は、土塁の役割や城の構造を学ぶために重要な施設ですが、当地の多雨・多湿な気象条件により木質材料が短期間で腐朽したり、土壌が流出するなどしています。
このため、実施設計では、当該階段の安全性を長期にわたり確保し、階段を用いた体験や土塁上での回遊をより積極的かつ継続的に行うことができるように、長寿命化改修を行うものとしました。
腐朽した土塁階段
 
 
再整備事業は、市の財政状況や国庫補助金の交付状況等を勘案しながら、令和2年度から順次進めていく予定です。
 
再整備事業の年次計画図(R2基本設計時点)