安田城跡 歴史の広場

 
本丸土塁階段改修工事 
本丸土塁階段2箇所を改修しました。
工事では、急傾斜な階段の昇降の安全性を高め、土塁を活用した歴史学習を積極的且つ持続的に行うために、次の工夫をしました。
@ 材料は、腐朽しやすい木材からプラ擬木材に変更し、踏面側が平らに加工されたものを採用して、階段の耐久性や昇降の安全性の向上を図りました。
A 踏面は砂利敷にして排水性を良くして、雨天時の昇降の安全性を高めました。
B 土砂の流出防止のために、側面には土留めのための側板を設置し、階段周囲の法面には植生マットを施工しました。
北側階段(工事後)
側板周辺の施工状況
 
 
再整備実施設計
令和4年度工事予定の浚渫及び護岸改修等について、実施設計を行いました。
また、再整備検討会議の意見を受けて、再整備でのカキツバタの植栽に向けた試験栽培の必要性を認識したため、設計には工区内への植栽試験設備(U型側溝)の設置を追加しました。
給水源の農業用水の浮遊物質量調査を水田代掻き期と降雨時に実施し、いずれも用水に含まれる土粒子量は微量であったことから、底泥堆積の主原因はスイレンであることを改めて確認しました。
 
 
カキツバタの栽培
再整備事業で堀に植栽するカキツバタを、富山県中央植物園の協力のもと、富山県中央植物園と安田城跡資料館において栽培を進めています。植栽までの期間、株を増やしながら、大きく育てていく予定です。
安田城跡資料館では、令和3年10月から栽培容器内での黒メダカの飼育も開始し、多角的な学習の可能性を探っています。
開花したカキツバタ(令和4年5月19日)
こちらも参考に カキツバタの栽培
 
 
再整備検討会議
再整備検討会議を2回開催し、その結果を設計や工事等に反映しました。