安田城跡 歴史の広場

 
再整備基本設計
再整備基本設計は、令和2年度と令和4年度の2回に分けて実施します。
令和2年度には、浚渫、堀の護岸改修、水生植物の植栽、本丸土塁階段の改修、土塁展示施設の改修、大型サイン板の設置の設計を行いました。
設計では、再整備基本計画(平成30年度策定)に基づき、施設毎に最も適した材料・工法による設計仕様等を定めて、具体化・図面化しました。
また、浚渫土の処理について検討するため、堀堆積土の土壌分析試験を行い、特定有害物質の処理等を要しない土であることを確認しました。
 
 
再整備実施設計 
令和2年度には、令和3年度工事予定の本丸土塁階段改修(2箇所)の実施設計を行いました。
本丸に設置されている土塁階段は、土塁の役割や城の構造を学ぶために重要な施設ですが、当地の多雨・多湿な気象条件により木質材料が短期間で腐朽したり、土壌が流出するなどしています。
このため、実施設計では、土塁の勾配を体感したり、土塁上を回遊するなどの体験をより積極的かつ継続的に行うことができるように、プラ擬木を使用するなどの長寿命化改修を行い、当該階段の安全性を長期にわたり確保することを目指しました。
腐朽した土塁階段
 
 
再整備検討会議
再整備検討会議を2回開催し、その結果を実施設計に反映しました。