富山市民芸館は、1965(昭和40)年6月に富山市安養坊に開館し、
2025(令和7)年に開館60周年を迎えました。
この建物は、富山の薬種商茶木屋16代中田清兵衛(勇吉)が、父15代清兵衛野米寿を記念して、岐阜県飛騨市神岡町にあった板倉を移築し、富山市に寄附したものです。
初代館長であった安川慶一は、民芸運動の提唱者である柳宗悦との出会いをきっかけに、民芸運動に生涯を尽くした木工作家です。
その後、隣接地に1969(昭和44)年に民芸合掌館、
1981(昭和56)年に陶芸館が開館し、
これら民芸系3館を含む文化集落は、現在富山市民俗民芸村として活動しています。
富山市民芸館開館60周年記念特別展関連イベント |
- 8月3日(日)-
13:30~15:00
記念講演会「安川民藝建築の源流 福野山田家との縁」
講師:山田 正彦氏
(工学博士 全国通訳案内士 富山近代史研究会会員 山田家第11代当主)
本展の開催を記念し、これまで知られていなかった安川慶一の建物改修を取り上げる記念講演会を行います。
~1929年(昭和4年)の南砺市福野に、福野出身の世界的建築家吉田鉄郎の設計による山田家住宅洋館画が 竣工しました。この洋館の安川による2度に渡る改修をピックアップし、山田家第11代当主が
2020(令和2)年から福野に赴き専門家と調査を継続している体験とともに語ります。~
会場:民俗民芸村管理センター講座室
費用:参加無料
予約:申込不要
※講演会参加者に民芸館・民藝合掌館の展示解説会入館整理券をお配りします。
15:30~16:00 展示解説会(民芸館・民芸合掌館)
集合場所:民芸館
※展示解説会のみ参加される方は、各館観覧料が必要となります。申込は不要です。
- 8月9日(土)・10日(日)-
ワークショップ 「六角形の組子細工制作体験」
講師:澤田 信治氏(建具一級技能士 たてぐ工房さわだ主宰)
本展を記念し、富山の伝統工芸である「組子細工」の木工体験ワークショップを行います。
時間:両日とも10:00~/11:00~/13:00~/14:00~
会場:民俗民芸村管理センター講座室
費用:2,000円/1人
対象:幼児から大人までどなたでも
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講演会、ワークショップのお問合: 076-433-9215 (篁牛人記念美術館) |