当館で多く収蔵する売薬みやげの版画は、得意先の要望や好みに応じて様々な図柄が作成されていました。その中から、本展では四季の様子を描いた作品を展示します。
四季は、江戸時代から続く売薬商売にも関連があります。主に農村部で商売をする際には、田植え前の春と稲刈り後の秋、年に2回の商売を基本としていたようです。また地元富山での製薬には、立春頃の寒の水が欠かせなかったといわれています。
このような四季に応じた売薬商売の様子にも関心を寄せていただきながら、四季の風物を描いた版画をご覧いただき、春夏秋冬の移ろいを感じてみてはいかがでしょうか。
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