人は古くからアクセサリーを身に着け、土器に文様を施すなど、装飾を行ってきました。
富山市内の遺跡では、縄文時代の骨角器のペンダントや髪飾り、土製の耳飾り、ヒスイや琥珀など石製の大珠や勾玉、弥生時代のガラス小玉や緑色凝灰岩製の管玉、古墳時代の滑石製の臼玉など、さまざまなアクセサリーが出土しています。
また1万年以上続いた縄文時代には、時期によって多様な文様が土器に施されました。
これらは身近な自然の素材を用い、あるいは遠方から希少な素材を入手して、あらゆる工夫を凝らし、多大な熱意を注いで作られています。
本展では装飾された出土資料から、古の人びとの技術と美意識の高さを、制作過程にも注目して紹介します。
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ガラス小玉 百塚遺跡・百塚住吉遺跡
弥生時代終末期 |
左:土製耳飾 右:赤彩土器片
左・右共に 浜黒崎野田・平榎遺跡
縄文時代後~晩期 |
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玦飾 平岡遺跡
縄文時代前期 |
縄文土器 鏡坂I遺跡
縄文時代中期 |
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考古資料館企画展 関連行事 |
●記念講演会
第1回 「富山県における弥生時代から古墳時代の玉作遺跡」
日時:7月10日(土) 14:00~16:00
講師:髙橋 浩二氏(富山大学人文学部教授)
場所:民俗民芸村管理センター講座室 (申込不要、無料)
※講演後、講師による展示解説があります。
第2回 「科学の目で見る装身具(仮)」
日時:10月23日(土) 13:30~15:00
講師:増渕 佳子氏(富山市科学博物館主査学芸員)
場所:民俗民芸村管理センター講座室 (申込不要、無料)
※講演後、講師による展示解説があります。
第3回 「装身具とまじない(仮)」
日時:11月13日(土) 13:30~15:00
講師:堀沢 祐一氏(富山市埋蔵文化財センター所長)
場所:民俗民芸村管理センター講座室 (申込不要、無料)
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チラシ(JPEG)
表(1024KB) 裏(905KB) |
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考古資料館外観 |
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※ 考古資料館については、考古資料館ページでも紹介しています。
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