建物のみどころ
民芸合掌館は、狭い土地の効果的な利用、大家族の住居、養蚕を行うために屋根裏は三層に作られています。 また、豪雪に耐えるために巨大な大黒柱(34p角の
欅
(
けやき
)
材)や
梁
(
はり
)
、
桁
(
けた
)
が使われています。
奥行きのある土間
合掌組は、縄とネソ木(雑木の若木)で結束し、柱や
梁
(
はり
)
などの結合部分の継手工法として、釘やカスガイをいっさい使わず、クサビが用いられています。
梁は、曲梁を用いていますが、これは山の斜面に生え、雪の重みで根曲がりした樹木を用いたもので、「チョンナバリ」といいます。
大工さんの使う
手斧
(
ちょうな
)
の柄の曲がった形と似ていることから、このような名称で呼ばれています。
チョンナバリは、屋根や雪の重みを外側の柱に逃がすとともに、天井を高くすることにより、広い空間を作り出す役割も果たしています。
家を建てる際、美的な構成を作りだすために同じ曲がり方の同じ太さの用材を用意することはなかなか難しいものですが、それがまた家主の自慢の一つでもありました。
大黒柱に架かっている大梁は「ウシノキ」と言いますが、太い赤松材(60cm×56cm角)が用いられており、大広間の空間を壮大に構成しています。
大広間にかかるチョンナバリ
大広間のいろり
毎日いろりで火を焚いています。
概要
木造平屋建合掌造茅葺 247.3m
2
現在の間取り
和室3室(床の間17.5畳・書斎6畳・和室6畳)
お茶室1(4.5畳)
板の間(いろりの間3間×4間)
土間
移築前
移築前平面図
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