安田城跡 歴史の広場
夏休み子ども歴史講座
- 秀吉と成政の戦いを見つめた城 安田城 -
夏休みの恒例となった「夏休み子ども歴史講座『秀吉と成政の戦いを見つめた城 安田城』」を平成30年7月27日に開催し、児童と保護者計50名が参加して安田城について学びました。
講師を務めていただいたのは、いつも児童と接している身近な市内の小学校教員と教員OBの方々です。今回の講師は蜷川小学校の前田雄一郎先生、水橋西部小学校の武部佳奈先生、杉原小学校の小倉祐介先生、指導補助ボランティアには角田睦美先生、杉森慶子先生、野村理佐子先生にご協力いただきました。
   
はじめに資料館内で講師の先生から安田城がたどった歴史を豊臣秀吉の天下統一と周辺の白鳥城・大峪城、富山城の関係とからめて、解説していただきました。
その後、城跡のフィールドワークに出発しました。

城跡でのフィールドワークでは、児童達は配布された「探検マップ」を手に安田城の構造を観察しました。途中、先生から堀や土塁、曲輪の配置など、敵の攻撃を防ぐ様々な仕掛けを説明されると、熱心にメモを取りながら昔の人の技術力の高さや戦いの苦労を感じ取っているようでした。

最後に資料館にもどり、フィールドワークで気がついたことや驚いたことなどを「探検レポート」にまとめる作業をおこない、理解を深めました。レポート集には難攻不落の安田城の構造に関して驚きをもって書く児童が多くいました。


   
 
書いたレポートは、レポート集としてまとめ、後日参加者に配布しました。

今夏は連日の猛暑のため、外でのフィールドワークには熱中症も心配されましたが、参加した児童は元気そのもので安田城を堪能したようです。郷土の歴史を身近な先生方から学ぶことで、地域に対する関心や愛着が自然に持てるようになれば幸いです。