イラスト:食中毒に注意

食中毒に注意しましょう

 食中毒は、毎日食べている家庭の食事でも発生します。季節を問わず1年中発生しており、全国で年間約1,000件の食中毒事件が発生しています。

お問い合わせ 保健所生活衛生課 電話:428-1154

食中毒原因物質 TOP3

イラスト:ノロウイルス

ノロウイルス

イラスト:アルコールでは死滅しません
特徴
感染力が強いので、少量でも、手指や食品などを介して感染する
症状
  • 食後1~2日後に、数日間の嘔吐おうとや下痢など
対策
  • 中心部を85~90ºCで、90秒間以上加熱
  • 塩素消毒が有効

※アルコールでは死滅しません。

アニサキス

イラスト:アニサキス
特徴
生鮮魚介類に多い寄生虫
症状
  • 食後数時間から十数時間後に、みぞおちの激痛、悪心、嘔吐
  • 食後十数時間から数日後に、下腹部の激痛、腹膜炎の症状
  • じんましんやアナフィラキシーなどのアレルギー症状
対策
  • 新鮮な魚を選び速やかに内臓を取り除く
  • 中心部を70ºC以上、または60ºCで1分間加熱
  • -20ºCで24時間以上冷凍

カンピロバクター

イラスト:カンピロバクター
特徴
肉(特に鶏肉)に多い細菌
症状
  • 食後1~7日後に、1週間程度の嘔吐、下痢、腹痛、発熱、頭痛など
  • 体のまひや呼吸困難などを起こすことも
対策
  • 中心部を75ºC以上で、1分間以上加熱
  • 未加熱または加熱不十分な鶏肉料理を避ける
  • 肉専用の調理器具を使用する
  • 使用する箸やトングは、加熱前後で分ける

食中毒予防の3原則

イラスト:手洗い

①細菌を食べ物につけない

対策
  • 手洗い
  • 器具の洗浄、消毒
イラスト:冷蔵庫

②食べ物に付着した細菌を増やさない

対策
  • 適切な温度で保管
  • 調理後は速やかに食べる
イラスト:加熱殺菌

③食べ物や調理器具に付着した細菌をやっつける

対策
  • 加熱殺菌

食中毒は、その原因となる細菌などが食べ物に付着し、体内へ侵入することによって発生します。
細菌による食中毒を防ぐために、3原則を守りましょう。

食中毒かなと思ったら

 嘔吐や下痢などの症状は、原因物質を排除しようという体の防御反応です。
 早めに医師の診断を受けましょう。