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スケボーに夢中な高校生 富山から世界へ。

写真:NIXSスポーツアカデミー(婦中町下轡田)にて

NIXSスポーツアカデミー(婦中町下轡田)にて

NIXSニックスで出会ったスケボー。

 スケートボード(以下スケボー)に出会ったのは小3のとき。富山市にストリートスポーツパークのNIXSができてすぐに父が連れていってくれたんです。
 父は体を動かすのが大好きで、休日になるといつも一緒に公園で自転車やサッカーをしていました。
 初めてNIXSでスケボーをしたときのことは、はっきり覚えていないのですが、デッキをレンタルして、オープンから夕方まで父と一緒に鬼ごっこをして滑っていた記憶があります。楽しすぎて、自分から父に「また行こう」と言いました。それ以来、休日はほぼNIXSへ行っていたかな。その後、スケボースクールにも通わせてもらいました。
 私は人前で何かをするのが苦手な性格。スケボーは人前に出なくていいスポーツだと思っていたので、夢中になれたところもあります。実際は大会などがあって違いましたけど(笑)。
 NIXSは、広さがあるので初心者でも楽しめる場所。BMXとインラインスケート、スケボーが一緒にできるところも他にはない魅力です。

写真:銅メダリスト 中山楓奈さん

地元の山田はみんな、仲がいい。

 小学生の頃、スケボーに行かない日は、近所の公園で友達と集まってゲームをして遊んだりしていました。クラスメートは10人ちょっとと少ないですが、小、中学校もずっと一緒なので、みんなすごく仲がいいんです。高校生になった今でも、地元の友達と遊んだりします。あと、山田にいるおじいちゃんおばあちゃんも、みんないい人ばかり。スケボーをやっていることは恥ずかしくて周りに言っていなかったのですが、2019年の日本選手権で優勝した頃から知られるようになって、今はみんな応援してくれています。とにかく山田が大好きなんです。

写真:中山楓奈さん プロフィール

中山楓奈(なかやま ふうな)さん
富山市出身。龍谷富山高等学校1年。ムラサキスポーツ所属。
2019年 第3回日本スケートボード選手権大会優勝、2021年東京2020オリンピック銅メダリスト。

日本で世界で、結果を残す。

 東京は富山よりスケボーのうまい人が圧倒的に多い印象。目の前にうまい人がいると自分はまだまだと思い知らされて、もっとうまくなりたい気持ちが芽生えてくるんです。上達の秘訣ひけつは、上手な人と一緒に練習することかな。あとは、楽しんで自由に滑るのが一番です。
 最近は周りでスケボーをする人も増えてきたように思います。パークで滑る親子を見かけると、うれしくなります。
 今の夢は…まだ探し中。まずは大会に出て、いい成績を残したいですね。これから日本選手権や強化指定選手を決める試合、海外の大会もあるので、それに向けて頑張っていきたいと思っています。

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