富山市自転車利用環境整備計画

お問い合わせ 生活安全交通課 電話:443-2052

計画期間

 令和3~12年度の10年間です。

計画の背景と将来像

 本計画は、前計画(令和2年度満了)の後継計画として策定しました。市民にとって自転車利用が魅力的なものになるよう、安全で快適に自転車を利用できる社会の実現により自転車利用者の利便性を向上させるとともに、自転車の利用が市民一人一人の生活の質の向上につながることを目指します。
※この計画は、自転車活用推進法に定める、地方版の自転車活用推進計画として策定しました。

画像:基本方針の実現による将来像の実現イメージ

【基本方針の実現による将来像の実現イメージ】
SUSTAINABLE CITY TOYAMA by BICYCLEサステナブル シティ トヤマ バイ バイシクル
~自転車活用による持続可能なまち とやま~

 「はしる」「とめる」「いかす」「まもる」の4本柱の取り組みを「つづける」「たかめる」ことにより、自転車利用環境向上の好循環を生み出します。

画像:車道混在

車道混在

はしる ~自転車走行空間整備~

 安全で快適な自転車走行空間の整備を目的とした、自転車ネットワーク路線を拡大します。市民が自転車で走りやすいと実感できるまちを目指します。

画像:サイクルアンドバスライド駐輪場

とめる ~駐輪環境整備~

 自転車が公共交通と連結するための駐輪場整備を推進します。長期駐輪や放置自転車への対策のほか、IoTの活用により駐輪場の利便性を高めるとともに、サイクルアンドバスライド駐輪場の利用促進などに取り組みます。

画像:自転車の交通安全教育

まもる ~ルール遵守・マナー向上~

 ライフステージに応じ、自転車の交通安全教育を推進します。また、自転車損害賠償責任保険加入の必要性や、ヘルメット着用の有効性への理解を高める周知などに取り組みます。

画像:シェアサイクル「アヴィレ」

いかす ~自転車の利用促進と健康増進・観光振興~

 健康、観光、防災など、多様な視点で自転車の活用を促進します。多くの市民に自転車を楽しく活用してもらうための情報発信を行うとともに、歩くこととの調和を目指し、シェアサイクル「アヴィレ」の運営などに取り組みます。

目標指標の設定

 計画を着実に推進するため、8つの目標指標を定めます。

指標 基準値 目標(令和12年度)
①自転車ネットワーク路線の整備延長 15.4km(令和2年度) 39.5km
②自転車での走りやすさが「走りやすい」と感じる人 市民:19% 高校生:33%
(令和元年度)
+10ポイント
③富山駅周辺の駐輪場における1日あたりの駐輪台数 1,295台(令和元年度) 1,400台
④駐輪場のマナーが悪いと思う人 市民:33% 高校生:31%
(令和元年度)
-10ポイント
⑤アヴィレの延べ利用回数 74,422回(令和元年度) 増加
⑥自転車の利用頻度(月に数回以上利用する市民の割合) 市民:34%(令和元年度) +10ポイント
⑦自転車事故件数 134件(令和2年) 134件以下
⑧自転車損害賠償責任保険への加入率 市民:29%(令和元年度) 50%

「市民」は満18歳以上の市民5,000人、「高校生」は市内4校の高校2年生を対象に実施した調査に基づくもの。

イラスト:自転車と山

 計画の中間段階では、施策の実施状況などを総合的に評価し、見直しを行います。市民や民間事業者、交通事業者、関係機関・団体が一丸となり、市民協働により計画を推進していきます。