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企画展
 「 富山藩の絵画 ―江戸時代後期を中心に 」
 
     
江戸時代、各地の大名家では、藩の御用を勤めさせるため、絵師を召し抱えていました。それらの絵師を、御用絵師、あるいは御抱え絵師と呼びます。 彼らが務めた藩の御用とは、藩主をはじめ、藩が必要とする絵画を制作することでした。御殿を飾るための絵、贈答品や婚礼道具としての絵、事件や催事の記録としての絵などがそれらに当たりますが、さらには藩主やその家族たちへの絵画指導なども行っていました。  このような御用絵師の代表は、幕府の奥絵師などを務めた狩野家が挙げられます。大名たちは幕府に倣ったため、各藩の絵師の多くも狩野派の流れを汲む者で占められたのです。

さて、富山藩の御用絵師ついては、江戸時代後期になるまで、その様相は詳らかではありません。しかし、第10代藩主前田利保の時代になると、山下守胤や木村立嶽ら、狩野派やその流れを汲んだ絵師が活躍するようになりました。
      
今回、藩主前田利保との関係を中心に、江戸時代後期の富山藩御用絵師を紹介します。

 
双鶏十二ヶ月図屏風 本草通串証図
双鶏十二ヶ月図屏風
(当館蔵)
本草通串証図
(富山県立図書館蔵)

展示のみどころ

  なぜ、江戸時代後期にお抱え絵師が大活躍したのか!

  花鳥・草花写生の巧者 山下守胤の肖像を初展示

  守胤の代表作「双鶏十二ヶ月図屏風」、その画技を紹介!
      
  ※3月12日展示替え
    「双鶏十二ヶ月図屏風」は右隻から左隻へ、ほかの作品も展示をするページを変えます。       
チラシ表   チラシ裏
チラシ(表)      チラシ(裏)


会期 平成24年2月4日(土)〜4月15日(日)
      
会期中の休館日 3月21日(水)
      
開館時間 9時〜17時(入館は16時30分)

入館料  一般200円(160円)、小中学生100円(80円)  ( )内は20名以上の団体料金 
             ※土・日曜、祝日は中学生以下無料 


展示解説会 2月19日(日)、3月11日(日)、4月1日(日)
         各日 午後2時より
         申込不要・参加無料(入館料が必要です)


常設展示もご覧いただけます
「富山城ものがたり」
戦国時代に築城されてから、明治の廃城以後の城跡の変遷に至るまで、400年以上にわたる富山城の歴史を紹介しています。また、4階天守展望台からは往時の富山城の広さが実感できます。
常設展示風景
  
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