富山藩が加賀藩から分藩した寛永16年(1639)は、江戸幕府が開かれてから30年余り経った頃でした。豊臣氏は20年以上前に滅亡し、戦国時代以来の戦乱も終結していました。
しかし、泰平の世と思われている江戸時代においても、富山藩では明治時代の廃藩に至るまでの約230年間に、出兵あるいは出兵準備を行なう事態が幾度かありました。それは、越後騒動に関わる高田城受取や飛騨大原騒動に関わる一揆鎮圧、そして戊辰戦争での越後長岡出兵などです。特に長岡出兵では、実際に戦闘が行われ、戦死者も出ています。
本展では、こうした事態に対する富山藩の対応や出兵の様子を紹介します。
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展示資料
1.高田城受取記
2.高田御供人数
3.富山城図
4.戊辰役富山藩士出陣之図
5.奥越出兵図屏風 ほか
奥越出兵図屏風 3隻は、展示スペースの都合により、1隻ずつ展示替えしながら紹介します。(左隻 10月10日〜11月8日、中隻 11月10日〜12月6日、右隻 12月8日〜1月11日)

会期 平成21年10月10日(土)〜平成22年1月11日(月)
休館日 11月9日(月)、12月7日(月)、12月28日〜1月4日
入館料 一般200円(160円)、小中学生100円(80円)
( )内は20名以上の団体料金
展示解説会 11月1日、12月6日、1月10日 各日14時30分より
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郷土博物館 常設展示
「富山城ものがたり」 展示室では、戦国時代に築城されてから、明治の廃城以後の城跡の変遷に至るまで、400年以上にわたる富山城の歴史を紹介しています。 |
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