富山藩主前田利保の隠居所として建てられた千歳御殿は、大変豪華で個性的な建物でした。しかし、わずか6年後に焼失してしまったため、その威容は残された資料から推測するしかありません。今回、唯一残された遺物である正門が、城址公園に移築されることを記念し、全国的に見ても特異な城郭御殿である千歳御殿の全貌を紹介します。 |
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千歳の庭園についての資料を初公開
「越中之国富山桜木町一覧」「富山妓楼桜木町之図」を初公開します。これらには、池や御裏稲荷社、築山である蠑螺山などが明瞭に描かれており、千歳御殿の庭園部分の景観を具体的に知ることができます。
千歳御殿の様相を伝える資料が一堂に集合
能舞台を中心とした、華やかな御殿の様子を描いた「千歳御殿図屏風」のほか、「旧富山城御殿欄間」や「旧清水御殿 天袋・地袋引戸」などを展示します。
「旧富山城御殿欄間」は千歳御殿で使用されたものと考えられ、2枚ともに公開されるのは初めてとなります。
展示解説会
11月4日(日)、12月2日(日)、1月13日(日) 各日午後2時
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会期 平成19年10月27日(土)〜平成20年1月20日(日)
12月3日から一部展示替えをおこないます。
休館日 11/19、12/10、年末年始(12/28〜1/4)
入館料 一般350円(280円)、小中学生180円(130円)
( )内は20名以上の団体料金
※特別展のため通常と料金が異なりますのでご注意ください。
●企画展示室のほか、常設展示室の一部も利用して開催いたします。 |
常設展示
「富山城ものがたり」 展示室では、戦国時代に築城されてから、明治の廃城以後の城跡の変遷に至るまで、400年以上にわたる富山城の歴史を紹介しています。 |
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