企画展示室では富山城に関連するミニ企画展を開催します。 |
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企画展
「富山城図の変遷」
富山城については、戦国時代の姿を描いた絵図は一切確認されておらず、現在残っているのは江戸時代初期から幕末までに作成されたものです。
それらは、形態も作成目的も様々です。まず、形態を見ると、富山城全体を描いたもの、特定の建物など城の一部を描いたもの、城下図の中に描かれているものなどがあります。また、作成された目的も、藩政初期の整備および火災などの災害復旧の許可を得るために幕府に提出されたもの、藩の軍事防衛のために作成されたもの、あるいは学問としての軍学に関連して作成されたものなどがあります。さらに各絵図は、作成目的や作者によって、精粗の度合いにもバラつきがあります。
これらの城図の内、今回は富山城全体を描いた絵図を年代順に紹介します。江戸時代の富山城の姿とともに、目的によって異なる描かれ方の違いもご覧いただきたいと思います。
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展示資料 1.越中国富山城絵図 延宝五年写 (県図蔵)
2.富山城之図 江戸中期 (県図蔵)
3.富山城図 天明−安政 (県図蔵)
4.越中御城略図 (個人蔵、当館寄託)
5.旧富山城郭之図 (県図蔵)
6.越中国富山城焼失場之覚 (県図蔵)
7.富山城払下図 (当館蔵)
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展示解説会 平成18年10月22日(日)午前11時より
会 期 平成18年10月17日(火)〜平成19年1月14日(日)
観覧料 一般210円、小中学生110円
休館日 月曜日(1月8日は開館します)、11月24日、1月9日、年末年始(12月28日〜1月4日)
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越中の中世城館コーナーでは、中世富山城に関係のある城館の遺物を展示替えしながら紹介します。 |
各地の中世城館出土品
「白鳥城」
神保長職が富山城の相前後して築いたと考えられ、富山町を見下ろす位置からも、富山城と関係の深い城といえる白鳥城。神保氏の後は、富山城と同様に上杉氏や一向一揆などの取り合いの場となりました。豊臣秀吉の佐々成政征討時には本営が置かれています。今回はこの白鳥城を、出土した遺物とともに紹介します。 |
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江戸期の富山城コーナーでは、江戸期の富山城についてテーマを変えながら紹介します。 |
江戸期の富山城
「特集 千歳御殿」
江戸期を通じて、富山城内には多くの建物が建てられましたが、なかでも最も豪華で、最も個性的といえるのが千歳御殿です。この御殿は、様々な学芸に秀でた藩主前田利保(としやす)が建てた隠居所で、当時の江戸大名屋敷に見られる流行を取り入れるとともに、利保の趣味やふんだんな遊び心が見られるものです。千歳御殿は、同時代の他の城郭では類例のない御殿建築といえます。今回は、この千歳御殿の建物と庭園の特徴をご紹介します。 |
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