民俗資料館では企画展「犂は何を語るか-農具にみる富山の歴史と技術交流」
を開催します |
会 期
開館時間
|
平成27年 9月 12日(土)~ 11月 30日(月)
午前 9時 ~ 午後 5時 (入館は午後 4時30分まで)
|
展示解説会 |
9月26日(土) 13時30分~
民俗資料館学芸員による解説を行います。 |
ご 案 内 |
農具は各地域の農業技術の特色や歴史を明らかにするための重要な資料であり、各地の民俗資料館等において収集保管されています。それらのうち、犂は牛馬に引かせて田畑を耕すための農具で、当館でも多数収蔵しています。
それではこうした農具をみることで、果たして何がわかるのでしょうか?
現存の犂や歴史資料をみてみると、富山には実にさまざまな形の犂が存在していたことがわかります。このことは、富山の農業の発展が多くの技術者と農民の試行錯誤によって支えられてきたことを意味します。
本展では当館収蔵のものをはじめとする市内の犂の特徴を明らかにし、富山の農業技術の歴史と地域間の交流についてご紹介いたします。
また、明治時代、富山県の馬耕普及率は北陸地方の他県や新潟県などの隣接する県と比べても高く、以後もその普及率は伸びていきました。そして、こうした馬耕の普及を可能にしたのが、春の田起こし・代かきのときだけなど、必要なときにのみ農耕馬を借りる「借馬慣行」でした。
本展では、犂とともに、こうした富山の馬耕に関する資料も展示いたします。
|