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 売薬資料館


 富山市売薬資料館 企画展 

売薬版画にみる雪の風情



    会   期      平成28年 11月 30日(水)~ 平成29年 2月14日(火)
               休館日 12月28日(水)~1月4日(水)
  開館時間     午前 9時 ~ 午後 5時 (入館は午後 4時30分まで)

 売薬版画(売薬のおまけ・土産)の図柄には、風景画、福神図、歴史画、芝居絵、戦争絵など様々な種類がありますが、今回はその中から雪が描かれたものを取り上げます。

 版画で最も多く見られる図柄は役者・芝居絵です。歌舞伎芝居の「忠臣蔵」では討入の場面の見せ場で雪が使われています。「明烏雪之曙」「雲雀山姫捨松」では、女性が折檻される場面で雪が降り、その人物の苦しみや痛みを象徴しているかのようです。このように歌舞伎の中には、雪が場面を印象付ける重要な役割を持つ演目が幾つかあり、それを描いた版画が数点あります。
 富山の地では雪は珍しいものではないためか、版画の中に雪が描かれたものはそれほど多くはありませんが、雪だるまを描いたものなどがあります。売薬商売は11月~3月の雪の降る寒い時期に、他の地域へ商売に行くこともあったため、雪が滅多に降らない南国では、雪を描いた図柄は喜ばれたのかもしれません。

 このような雪を描いた売薬版画をご覧いただき、豊富な図柄をお楽しみください。そして雪が降る時期にも商売に出かけていた富山の売薬人の姿や、進物を楽しみにしていたお客さんの姿を想像していただければ幸いです。

  

小原田の関 (尾竹国一画 四ッ谷版)

〈ときわ御前・中村福助、宗清・中村芝翫、
音若丸、牛若、今若丸〉

 

両国橋引揚之場 (高見版)

〈大橋源吾・市川左団次、
大石蔵之助・市川団十郎、
赤垣源蔵・尾上菊五郎〉

  張交図「はる・なつ・あき・ふゆ」より「ふゆ」

 (松浦守美画 出山形にセ版)
 
 


チラシ JPEG 700KB

  外観の様子

※ 売薬資料館については、売薬資料館ページでも紹介しています。



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交通ご案内 車     /  JR富山駅から約10分、富山IC・富山西ICから約20分
           駐車場無料
バス    /  地鉄バス富山駅前⑦乗り場から
           呉羽山老人センター行き富山市民俗民芸村下車すぐ
           または新桜谷町行き安養坊下車 徒歩 5分
市内周遊     富山駅前②のりば乗車
ぐるっとBUS/    北西回りルート民俗民芸村下車


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