【広報とやま 令和5年(2023年)7月5日号】
アメイジングトーク㉘ | 語る! 深める! |
誰かと一緒に住む暮らしは楽しく性に合っていて、これまで一人暮らしをしたことがありません。大学時代は兄と二人暮らし、オーストラリアで2年間海外の友人とシェアハウスで暮らしたこともあります。帰国後も実家暮らしをしながら、シェアハウスを探していました。そんな時、勤めていた不動産会社のお客さんから相談を受けた空き家が、シェアハウスにぴったりの立派な一軒家で。この一軒家で富山でのシェアライフを始めました。当時はまだ認知度が低く、ケアハウスと間違われたこともありましたね。
自分が住みたくて始めたので、物件を増やすつもりはありませんでしたが、次第に仲間が増え、共同生活の楽しさを多くの人にも知ってほしいと会社を作りました。
シェアハウスのコミュニティルームで
居住者とともに時間を過ごす姫野さん
シェアハウスの一番の魅力は、帰った時に誰かがいて寂しくないことです。寝る前の小一時間、仕事の愚痴を言ったりテレビを見たりしながら、誰かといる安心感や心地よい時間を共有できることが
出身地も価値観も
シェアハウスで仕事をする姫野さん
姫野 泰尚(ひめの やすたか)さん
合同会社シェアライフ富山 代表。2009年に富山市大泉に県内初のシェアハウスをオープン。2017年に富山市ヤングカンパニー大賞を受賞。
以前から、シングルマザーや一人暮らしの高齢者からのお問い合わせも、非常に多く寄せられています。人との関わりが希薄になっている近年、年齢に関係なく孤独を感じている人は多いのではないでしょうか。この社会課題に対して、「住まいで孤独を解決」することがこれからの使命だと感じています。
その想いが形になったのが、今年4月、砺波市にオープンした多世代共生の富山型シェアハウス「
この連載では、富山で活躍するさまざまな方の「アメイジング(驚くほど素敵)」な富山について掲載しています。過去の記事はコチラからご覧できます。
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