【広報とやま 令和5年(2023年)7月5日号】
5月12日~15日の4日間にわたり開催された、G7富山・金沢教育大臣会合。富山の魅力を発信した会合の開催には、市民の皆さんのおもてなしの心、未来を担う若い力が大きな支えとなりました。
大臣会合(富山国際会議場)
G7広島サミットに先立ち開催されたG7富山・金沢教育大臣会合。前半2日間は富山市内で、後半2日間は金沢市で開催されました。閣僚会合での複数自治体による共同開催は国内初。この会合では、議長である
文部科学省
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芝園小学校
八尾中学校
12日、各国代表は教育現場の視察のため、芝園小学校と八尾中学校を訪れました。
芝園小学校では、県産米の富富富(ふふふ)を使った五目ごはんや白エビのかき揚げなどの給食を提供。児童と一緒にテーブルを囲んで参加国についてのクイズをしたり、会話をしたりしながら楽しい時間を過ごしました。タブレット端末を使って俳句を作る国語の授業の様子も視察しました。
八尾中学校では、伝統芸能「おわら」を郷土芸能部の生徒がおわら保存会の皆さんとともに披露。300年以上続く地域の伝統や、人材を生かした課外活動の様子を紹介しました。各国代表も踊り方を教わりながら、生徒と一緒に輪踊りに参加しました。
永岡大臣の乾杯
13日は、夕食会を市内のホテルで開催。富山湾でとれた旬の魚のにぎりずし、「とやま和牛」のグリエなどがふるまわれ、自然に恵まれた富山の食をアピールしました。
代表の中学生
13日の会合では、富山市と金沢市の中学生10人が、「自分と社会のよりよい未来を創るために私たちができること」をまとめた「こどもサミット宣言書」について、各国の大臣と意見交換を行いました。大臣からは、コロナ禍でマスクをしながらの学校生活で苦労した点、将来の夢、宣言書をまとめるにあたっての工夫点などの質問があり、生徒たちは積極的に発言をしていました。永岡大臣は、「ハキハキと答える姿が印象的、将来のリーダーとして大変期待している」とコメント。大きな拍手で締めくくられました。
富山の魅力を世界に発信する絶好の機会となったG7富山・金沢教育大臣会合。ほかにも多くの市民の皆さんが、おもてなしの心をもってさまざまな形で協力してくれました。本市では、この会合で得られた成果をこれからの富山の魅力発信や教育に生かしていきます。