画像:熱帯鳥類館「バードピア」外観

特集
ファミリーパークにオープン
熱帯鳥類館「バードピア」

 「熱帯鳥類館バードピア」では熱帯地域に暮らす鳥をご覧いただけます。“バードピア”とは「バード(鳥)」と「ユートピア(理想郷)」を組み合わせた造語です。鳥たちの姿に癒やされつつ、鳥類の多様性や、希少種保全の取り組みなどを学びませんか。

画像:水飲みする鳥たち

(手前)クロエリセイタカシギ

\待ってるよ♪/

画像:ルリコンゴウインコ
開園時間
  • 11月30日(水)まで…9:00~16:30
  • 12月1日(木)~2月28日(火)…10:00~15:30
※入園は閉園の30分前まで。
※12月28日(水)~1月4日(水)は休園。
費用
大人500円、中学生以下無料
★孫とおでかけ支援事業対象
お問い合わせ ファミリーパーク(古沢) 電話:434-1234

こんな鳥たちがいます

 現在展示されている12種類のうち、一部を紹介します。

アイコン:希少

「国際希少野生動植物種」に指定されています。

 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律に基づき、必要な措置が定められています。

南米エリア(7種)

画像:アカコンゴウインコ
アイコン:希少

アカコンゴウインコ

オウム目インコ科

木の皮や葉をかじってちぎり、くちばしや足を使って遊ぶことが大好きです。

画像:ヒワコンゴウインコ
アイコン:希少

ヒワコンゴウインコ

オウム目インコ科

大きめの体が特徴です。興奮すると、白い顔がみるみるうちにピンク色になります。

画像:オキナインコ

オキナインコ

オウム目インコ科

数羽で飛び回ったり、エサを食べたり一緒に行動します。とても鳴き声が大きく、にぎやかなインコです。

東南アジアエリア(4種)

画像:カンムリシロムク
アイコン:希少

カンムリシロムク

スズメ目ムクドリ科

バリ島にしか生息していない鳥です。求愛行動で、頭の冠羽かんうを立てて体を上下に揺すってダンスをします。

画像:パラワンコクジャク
画像:茂みに隠れるパラワンコクジャク

かくれんぼ上手

アイコン:希少

パラワンコクジャク

キジ目キジ科

とても神経質で、木の根元や植栽の茂みに隠れていることが多い鳥です。

アフリカエリア(1種)

画像:ヨウム
アイコン:希少

ヨウム

オウム目インコ科

1羽で展示されることが多いヨウムですが、バードピアでは5羽飼育を行い、展示しています。

施設の豆知識 ~ガラスに鳥たちがぶつからない理由~

画像:飼育員によるガイドの様子

飼育員によるガイドの様子
11月末まで、(土)(日)(祝)10:30~11:00に開催しています。

 展示室の透明なガラスは、鳥たちが衝突しないように、ならす段階でガラスにテープを貼り、徐々に減らしてオープン日を迎えました。

画像:鳥たちの見どころ紹介看板

担当者からの鳥たちの
見どころ紹介看板も!

画像:展示室ガラスにテープ貼りの様子

バードピアと保全の取り組み ~私たちにできること~

園長 村井むらい仁志ひとし

 「バードピア」は、生息地に近い環境を作り、水を飲んだり休んだり、枝をかじって遊んだりする、より“自然な”状態の鳥たちを観察できる施設です。鳴き声も飛び交っており、とてもにぎやか。大きさもさまざまで、色鮮やかな鳥もいれば、目立たない色の鳥もいます。また、絶滅の恐れのある鳥6種を展示しています。

画像:村井仁志園長

ヨウム繁殖プロジェクト

 熱帯地域で暮らしている鳥は、生息地で生活する人の文化に溶け込み、古くから共存してきました。しかし、環境開発や密猟、気候変動などが原因で、その数は減少しています。
 中でも、5歳児程度の知能があると言われる「ヨウム」は、言葉を覚えるので、ペットとしての需要が高い鳥です。そのため、貧困な地域での密猟が原因で、絶滅の危機にひんしています。ファミリーパークでは、今年「ヨウム繁殖プロジェクト」を立ち上げました。大学機関やアフリカのウガンダ野生生物教育センターと連携し、繁殖技術の研究に取り組みます。目標はヨウムの野生復帰です。
 ぜひ多くの皆さんにバードピアにお越しいただき、鳥たちを身近に感じていただければと思います。そして、絶滅の危機に瀕している鳥たちの現状を知り、自分に何ができるかを考えるきっかけになればうれしいです。

画像:2羽のヨウム

ヨウムの豆知識

~オウムなの?インコなの?~

 冠羽(頭の飾り)がないので、アカコンゴウインコなどと同じインコです。

プロジェクト関連イベント

アイコン:鳥

富山市ファミリーパーク希少動物保全基金講演会
絶滅危惧種ヨウムの将来を考える

第1回 バードピアとヨウム繁殖プロジェクト

日時
12月11日(日)13:00~14:45
講師
村井仁志

第2回 ウガンダ共和国におけるヨウムの保全の仕組みづくり

日時
令和5年1月15日(日)13:00~14:45
講師
牛田うしだ一成かずなりさん(中部大学教授)
画像:カンムリシロムクの保護事業

第3回 動物園が取り組む外国産希少鳥類の保全
~インドネシアにおけるカンムリシロムクの保護事業~

日時
令和5年2月12日(日)13:00~14:45
講師
白石しらいし利郎としろうさん(横浜市繁殖センター)

[共通項目]

場所
きりん食堂
定員
各回40人(申込順)
費用
入園料のみ
申込方法
各回とも、11月10日(木)9:00から、電話で、ファミリーパークへ。

希少動物を守りませんか?基金のご案内

 ファミリーパークでは、ヨウムやその他ファミリーパークで飼育している希少動物全体の保全に向けたプロジェクトを進めるため「富山市ファミリーパーク公社希少種保全基金」を設立しています。趣旨に賛同し寄付をいただける方は、電話で、ファミリーパークへ問い合わせてください。

その他ファミリーパークイベント

くれは悠久の森連携事業「秋の呉羽丘陵散策 ~ランチとファミリーパークを楽しもう!~」

 解説を聞きながらファミリーパークや呉羽丘陵を歩き、呉羽ハイツで昼食と入浴を楽しみます。

日時
11月19日(土)9:30~15:00
集合場所
きりん食堂
定員
30人(申込順・小学生以下は保護者同伴)
費用
大人3,000円(入園料別途)、小学生以下2,000円
申込方法
11月10日(木)11:00から、電話で、郵便番号、住所、参加者全員の氏名、年齢、電話番号をファミリーパークへ。

輝け!いのちの集い事業「いのちの講話~動物から学ぶ生きる力~」

 命の尊さについて考えるお話をします。 ※申込不要。

日時
11月23日(祝)13:00~14:30
場所
きりん食堂
講師
村井仁志
費用
入園料のみ