【広報とやま 令和4年(2022年)11月5日号】
「熱帯鳥類館バードピア」では熱帯地域に暮らす鳥をご覧いただけます。“バードピア”とは「バード(鳥)」と「ユートピア(理想郷)」を組み合わせた造語です。鳥たちの姿に癒やされつつ、鳥類の多様性や、希少種保全の取り組みなどを学びませんか。
(手前)クロエリセイタカシギ
\待ってるよ♪/
現在展示されている12種類のうち、一部を紹介します。
「国際希少野生動植物種」に指定されています。
絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律に基づき、必要な措置が定められています。
オウム目インコ科
木の皮や葉をかじってちぎり、くちばしや足を使って遊ぶことが大好きです。
オウム目インコ科
大きめの体が特徴です。興奮すると、白い顔がみるみるうちにピンク色になります。
オウム目インコ科
数羽で飛び回ったり、エサを食べたり一緒に行動します。とても鳴き声が大きく、にぎやかなインコです。
スズメ目ムクドリ科
バリ島にしか生息していない鳥です。求愛行動で、頭の
かくれんぼ上手
キジ目キジ科
とても神経質で、木の根元や植栽の茂みに隠れていることが多い鳥です。
オウム目インコ科
1羽で展示されることが多いヨウムですが、バードピアでは5羽飼育を行い、展示しています。
飼育員によるガイドの様子
11月末まで、(土)(日)(祝)10:30~11:00に開催しています。
展示室の透明なガラスは、鳥たちが衝突しないように、ならす段階でガラスにテープを貼り、徐々に減らしてオープン日を迎えました。
担当者からの鳥たちの
見どころ紹介看板も!
園長
「バードピア」は、生息地に近い環境を作り、水を飲んだり休んだり、枝をかじって遊んだりする、より“自然な”状態の鳥たちを観察できる施設です。鳴き声も飛び交っており、とてもにぎやか。大きさもさまざまで、色鮮やかな鳥もいれば、目立たない色の鳥もいます。また、絶滅の恐れのある鳥6種を展示しています。
熱帯地域で暮らしている鳥は、生息地で生活する人の文化に溶け込み、古くから共存してきました。しかし、環境開発や密猟、気候変動などが原因で、その数は減少しています。
中でも、5歳児程度の知能があると言われる「ヨウム」は、言葉を覚えるので、ペットとしての需要が高い鳥です。そのため、貧困な地域での密猟が原因で、絶滅の危機に
ぜひ多くの皆さんにバードピアにお越しいただき、鳥たちを身近に感じていただければと思います。そして、絶滅の危機に瀕している鳥たちの現状を知り、自分に何ができるかを考えるきっかけになればうれしいです。
冠羽(頭の飾り)がないので、アカコンゴウインコなどと同じインコです。
ファミリーパークでは、ヨウムやその他ファミリーパークで飼育している希少動物全体の保全に向けたプロジェクトを進めるため「富山市ファミリーパーク公社希少種保全基金」を設立しています。趣旨に賛同し寄付をいただける方は、電話で、ファミリーパークへ問い合わせてください。
解説を聞きながらファミリーパークや呉羽丘陵を歩き、呉羽ハイツで昼食と入浴を楽しみます。
命の尊さについて考えるお話をします。 ※申込不要。