アメイジングトーク⑱ | 語る! 深める! |
地域に対する思いを語り合う
山本武良さんと鈴木崇之さん
新型コロナウイルス感染症の影響で人々の外出自粛が続く中、市内の飲食各店では創意工夫をこらしたテイクアウトメニューやサービスを提供しています。コロナ禍において営業形態が変化する中、地域のために活動している市内の飲食店の方々にお話を伺いました。
鈴木崇之 青森から富山へ移住して5年。昨年12月に西町でカレー店「スズキーマ」を開業しました。人が集まる場を作るのが大好きで、面白い空間に、おいしく面白いカレーがある、それを自分の店で表現しています。
4月に入ると、国の緊急事態宣言により街なかには人がいなくなりました。そのときに、コロナに関する掲示物が街なかに無いことに気づいたのです。ポジティブなメッセージが必要ではないかと考えて作ったポスター「
今後の目標は、“富山の街の人”になること。県内外の人に向け富山の魅力を発信できればと思っています。
山本遊 八尾にある山元食堂では、3月から地域の魅力を発信するテイクアウト弁当の販売を始めました。
弁当箱のふたには、伝統工芸「八尾和紙」で作られた型染めカレンダーを活用し、切ったり貼ったりすることで新たなデザインに生まれ変わるところが気に入っています。
中身も地元食材にこだわったメニューで、味も見た目も八尾の魅力がたっぷり詰まったお弁当になりました。
私は、
鈴木崇之(すずき たかゆき)さん
青森県出身。スパイスカレーなどを提供するスズキーマを経営。
山本遊(やまもと ゆう)さん・武良(たけよし)さん
創作家庭料理を提供する山元食堂を11年前より八尾で経営。
山本武良 私たち飲食店は、街なかと郊外でアプローチの方法が違っても、今住む地域を守るという思いは同じです。そんな同じ思いを持つもの同士のコラボレーションで、新しい価値を創造する試みも面白いですね。例えば、八尾の民藝のしつらえでスズキーマのカレーを提供するようなことにもチャレンジしてみたいです。
コロナによる危機を、わが街の魅力を発信するチャンスに変えることで、地域の人たちと共に乗り越えられたらいいなと思います。
WEBサイト
この連載では、富山で活躍するさまざまな方の「アメイジング(驚くほど素敵)」な富山について掲載します。また、WEBサイトでは皆さんのアメイジングなエピソードも募集しています。
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