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近年、当館で収集した、前田利長に関する新出史料を、初公開いたします。 文書の内容は、利長が家臣の小島民部に宛てた、慶長13年(1608)分の新川郡年貢の請取状となっています。 利長といえば、「高岡開町の祖」として、高岡ゆかりの殿様というイメージが強い人物です。しかし、富山城にも5年間ほど滞在し、隠居領として領有した新川郡(神通川以東の地域)に関する支配を行うなど、富山ゆかりの武将でもあるのです。 展示期間 平成25年5月9日(木)〜7月21日(日) |
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![]() 写しは多く残されていますが、本物が発見されることは滅多にありません。 ![]() この手紙を出した3ヶ月前に、利長は高岡へ移っています。 写しでは何点か残されていますが、現存する本物としては最古のものとなります。 ![]() 従来の研究では、五箇山からの年貢のみが知られていました。 江戸時代初期の越中における金山の実態を考える一助になるかもしれません。 |
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