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このたび、北前船長者丸漂流事件についての新資料が発見されました。 それが、『春の曙 徒然はなし』です。 天保9年(1838)11月、富山町の能登屋が所有する北前船長者丸が、三陸沖で暴風のため遭難しました。太平洋を約5ヶ月間漂流した後、同10年4月、乗組員はアメリカの捕鯨船に救助され、ハワイ島で約1年を過ごします。その後、ロシア領のペトロパブロフスク(カムチャツカ半島)、オホーツク、さらにアラスカのシトカを経て、同14年5月、択捉島に送還され帰国を遂げました。これが、長者丸漂流事件と呼ばれるものです。 この事件に関する漂流記としては、これまで「蕃談」や「時規物語」などが知られてしますが、今回発見された『春の曙 徒然はなし』は、春の夜の夢物語の体裁をとった読み物となっており、また挿絵も入っています。今回、この冊子を特別展示いたします。 展示期間 平成23年11月19日(土)〜平成24年1月29日(日) |
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