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八川石は、立山天狗山石とともに、常願寺川河川敷において転石で獲得できる安山岩です。八川石の定義は明確ではありませんが、立山天狗山石を除いた、少量の角閃石を含むもの、斜長石を多く含むもの、混入物が少ないもの等があり、ここではそれらを八川石と理解します。色調は、立山天狗山石と同じ青灰色、灰色、紫色から淡赤色です。 |
計測は、石造物30件125石、原産地2件19石について行いました。 |
石造物における全範囲計測値は、1180から4430×10-5SIで、2100から4100×10-5SIに93.6%が集中します。 |
原産地である常願寺川における全範囲計測値は、2580から4420×10-5SIで、石造物とほぼ合致しますが、低い計測値はあまり見られません。 |
一方、安山岩を少数獲得できる神通川では、全範囲計測値は、1220から2350×10-5SIで、常願寺川とは明瞭に分かれるようです。 |
(古川) |