1.はじめに |
平成11年度に富山市教育委員会が発掘調査を行った金屋南遺跡から、鎌倉時代の馬歯が出土いたしました。出土したときは、かなり脆い状態だったので、保存するための科学処理を行いました。 |
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2.出土状況 |
鎌倉時代(今から約800年前)の屋敷の周囲をめぐらす溝(溝の幅約1.2m・深さ約35cm)の中から、胴体から切り離した頭部だけが出土しました。右側面を上にした状態で、臼歯だけが腐食せずに残っていました。 |
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馬の頭骨(灰色の部分が出土) |
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3.馬歯からわかったこと(鹿児島大学 西中川駿教授による) |
体高(馬の大きさ) |
約131cmの中型馬(鎌倉時代には一般的にいる馬) |
年齢 |
5から6才 |
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金屋南遺跡の馬と現在の馬(サラブレッド)の大きさの比較 |
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金屋南遺跡の馬 |
現在の馬(サラブレッド) |
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