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 企画展 佐々成政の悪評を広めたのは加賀藩か?
     
 News  6月22~28日 音声ガイドの試験運用を行います
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佐々成政は、戦国時代の富山城主で、富山ゆかりの戦国武将として最もよく知られている人物です。彼は、天下人たる豊臣秀吉から「武者のおぼえ」(武士の鑑)と称えられ、武名は天下にとどろいていました。

その一方で、成政は悪逆非道の暴君であったとも伝えられています。その代表的な逸話が、神通川沿いにあった磯部堤の一本榎において、無実の罪を着せられた愛妾早百合を吊るし切りにしたという「早百合伝説」です。従来、この伝説は、成政の後に越中を支配することになった加賀藩が広く宣伝したものだと考えられてきました。しかし、この説は必ずしも十分な根拠を持ったものとは言えません。はたして成政の悪評を広めたのは本当に加賀藩なのでしょうか?

本展では、加賀藩関係の歴史書をはじめ、絵本・浮世絵など様々な資料から、「早百合伝説」が成立するに至った流れを追い、成政の悪評を広めた真犯人に迫ります。

 展示資料
序章  「武者の覚え」と称えられた佐々成政
第1章 加賀藩は成政の悪評を本当に広めたのか?
第2章 「早百合伝説」を広めた真犯人は誰か?
第3章 「磯部一本榎伝承」を作り上げた犯人は誰か? 

展示のキーワード
早百合伝説、加賀藩、前田家、絵本太閤記、泉鏡花、磯部一本榎

主な展示資料
納枡(個人蔵)、『肯構泉達録』(富山県立図書館蔵)、『三州奇談』(金沢大学附属図書館蔵)、『絵本太閤記』(当館蔵)、泉鏡花『黒百合』初版本(泉鏡花記念館蔵)など
 展示風景1 展示風景2
 特別出品 初展示  (金沢市立玉川図書館蔵)
佐々成政が越前の瓜生内記に宛てた手紙を初展示します。荒木村重攻めに関して、成政自身が述べた手紙が確認されたのは、今回がはじめてです。

          佐々成政書状の展示風景


会期 平成27年5月16日(土)~6月28日(日)
      
開館時間 9時~17時(入館は16時30分)

会期中の休館日 5月25(月)

観覧料  一般210円(160円)、小中学生100円(90円)
             ※( )内は20名以上の団体料金 
             ※土・日曜、祝日は中学生以下無料。
             ※この料金で常設展もご覧いただけます。

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展示解説会 5月30日(土)、6月14日(日)、6月28日(日)
         各日 午後2時より
         場所 郷土博物館展示室
         申込不要・参加無料(入館料が必要です) 

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