縄文時代には様々な用途(食物を煮る・食物を盛る・貯蔵する)に応じた形の土器が作られました。また似たような形態の他の土器でも、年代や地域によって様々な特徴や個性のある文様がつけられました。
このような縄文土器の形の特徴や文様の個性をもとに「〜式」と呼ばれる型式(グループ)に分類することが出来ます。北代遺跡で集落が営まれた時期(縄文時代中期)に富山県とその周辺で作られていた土器の型式を紹介します
 縄文時代中期の編年
時代区分 土器型式 北代遺跡の土器 富山県内の遺跡 分布地域
前期 朝日下層式
(あさひかそうしき)
朝日貝塚(氷見市)
小竹貝塚(富山市)
平岡遺跡(富山市)
富山県・能登に分布。
佐渡・新潟方面にも広がる。
中期前葉 新保式
(しんぼしき)
追分茶屋遺跡(富山市)
北代加茂下V遺跡(富山市)
不動堂遺跡(朝日町)
主に福井県北部から新潟県北部に分布。山形県や、秋田県でも出土する。
新崎式
(にんざきしき)
東黒牧上野遺跡(大山町)
開ヶ丘中山V遺跡(富山市)
主に福井県北部から新潟県北部に分布。山形県や、秋田県でも出土。
中期中葉 天神山式
(てんじんやましき)
開ヶ丘狐谷V遺跡(富山市) 東海地方を中心に関東・中部・近畿に広く分布する。
富山県以外では上山田(かみやまだ)式と呼ばれる。
古府式
(こぶしき)
古沢遺跡(富山市) 富山県・石川県のみに分布
富山県では牛滑(うしなめり)式と呼ばれる場合もある。
中期後葉 串田新式
(くしだしんしき)
串田新遺跡(大門町)
桜町遺跡(小矢部市)
北加賀・能登・富山県・新潟県西部に分布。
前田・岩峅野式
(まえだ・いわくらのしき)
八ヶ山遺跡(富山市)
後期 気屋式
(きやしき)
境A遺跡(朝日町)
長岡八町遺跡(富山市)
富山県と石川県の能登・北加賀地方を中心に分布。