大山の四季(2017年)

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ページ番号1007567  更新日 2023年1月6日

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大山地域の四季を写真とともに紹介します。

2017年秋 晩秋の有峰(ありみね)

写真:大多和峠から眺めた薬師岳

大多和(おおたわ)峠から望む薬師岳(やくしだけ)が美しいと聞き、秋晴れの日、晩秋の有峰にむかいました。大多和峠に立つと目に飛び込んできたのは、澄み切った空の青に冠雪した純白の薬師岳。かつての有峰村の人々は薬師岳を信仰し崇(あが)めたといいます。時代は流れても薬師岳の美しさや雄大さは変わらないのだろうと清々しい気持で眺めていました。有峰からこの大多和峠を越えて飛騨へ出る道が最も歩きやすく、よく利用されましたが、現在は通行止めになっています。
2017年11月6日撮影

2017年夏 オカトラノオの並ぶ坂道

写真:オカトラノオの花

亀谷に向かう急坂は、現在、へアピンカーブで車なら一気に登ることができますが、小見との高低差から昔は苦労が多かったことと思います。カーブ途中、道路横の壁面、高さ3メートルほど上に並んで白い花が咲いているのを発見しました。その花はオカトラノオで花の穂が虎の尾のように垂れ下がるところからその名前がつけられたそうです。何気ないコンクリートの壁面だと思って通っていましたが、坂道を行きかう車や人々を見ながら、オカトラノオの花がにぎやかにおしゃべりしているようでした。
2017年7月13日撮影

2017春 イワカガミの小道

写真:赤坂平に咲くイワカガミの花

中部北陸自然歩道を資料館から赤坂平まで歩きました。自動車道とは別の森林の中を歩く小道を通りました。途中、イワカガミの花を見つけ、周りをよく見るとあちらこちらに咲いていました。「イワカガミの小道」と呼びたいと思うほどに薄桃色の可憐な花が一面に広がっていました。イワカガミは、漢字で岩鏡と書き、光沢のある丸い葉を手鏡に見立てています。立山山麓は、平成21年、森林セラピー基地に認定され、いわゆる「癒しの森」といわれています。昭和53年に開通した「林道原・亀谷線」は現在、「中部北陸自然歩道、立山山麓あわすの平をいくみち」になっています。
2017年5月20日撮影

2017年春 戦国の世に思いをはせる

写真:論田山山上より見た亀谷方面

論田山(ろんでんやま)は常願寺川から見ると小見(おみ)集落のすぐ後ろにある山です。標高510メートルの山上には論田山城の山城跡が残っています。4メートル余りの切岸や曲輪(くるわ)と土塁(どるい)、6メートルの堀切(ほりきり)が確認できました。常願寺川と和田川にはさまれたこの論田山を利用したのはどういう目的があったのでしょうか。山上からは越中七金山(ななかねやま)の一つ、銀山で栄えた亀谷方面を望むことができました。
2017年5月17日撮影

2017年春を待つ 光の春を迎え、待ちわびた春はもうすぐそこ

写真:雪囲い取り外しの様子

3月 雪囲いの取り外し
1月には最深雪を147センチ、つらら219センチと記録する厳しい冬でした。3月も半ばを過ぎると日差しは日毎に暖かくなり、冬の間に雪の重さから樹木を守っていた雪囲いが、役目を終えてようやく外されました。資料館周辺にはまだたくさんの積雪が残っています。そんな折、石川県白山市のお客様から、庭にショウジョウバカマやキクザキイチゲが咲きだしたと、花だよりが届きました。
2017年3月29日撮影

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〒930-1459 富山市亀谷1番地
電話番号:076-481-1415
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