天高く馬肥え過ぎる「とやまの秋」 2021年11月5日

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1002973  更新日 2023年1月6日

印刷大きな文字で印刷

いよいよ「天高く馬肥ゆる秋」、澄んだ秋空は実に清々(すがすが)しく、実りの秋は多くの新鮮な食材に恵まれ、自然や食の魅力が存分に味わえる至福の季節である。

通勤で通る松川べりの桜並木も黄色や赤に色付き始めた。ここは、多くの皆さんから桜の名所として親しまれているが、四季ごとに顔を変え、秋の紅葉もなかなか情緒があり見応えがある。また、両岸の「松川べり彫刻公園」には遊歩道が整備されており、県内在住・県出身の彫刻家の作品(28点)が楽しめる。秋晴れの日などは、散歩やジョギングを楽しむ方や、ベンチに腰を掛けてお弁当を広げる方も多く、まさに市民の憩いの場となっている。また、中世以来の富山城の歴史を学べる郷土博物館や、貴重な茶道具や茶室・美術品などを展示する佐藤記念美術館、ガラス美術館なども、身近に「芸術の秋」を楽しめるおすすめスポットである。

さて、紅葉と言えば立山黒部アルペンルートや黒部峡谷などが有名だが、今年も県内外から多くの観光客が訪れて、この季節に富山でしか味わえないダイナミックな紅葉を楽しんでおられると聞いている。個人的には、国道41号をドライブしながら、あるいは高山本線の車窓から見る神通峡の紅葉も素晴らしく、是非(ぜひ)お勧めしたい。また、市内には、身近なお寺の境内や並木道などに、地域の皆さんが楽しみにしているオンリーワンの紅葉スポットや樹木が存在する。まさに一人一人の心に残る富山市の宝物である。

ところで、「実りの秋」は、食いしん坊の自分にとって「何を食べても美味(おい)しい」たまらない季節でもある。富山湾の海の幸も魚種が豊富になり、食卓や市内の飲食店にも新鮮で美味しい魚介類が目移りするほど並ぶのである。県外から来県されたお客さんには、必ず「今晩お泊りでしたら必ず富山の地酒と、旬の魚や農産品を召し上がってください。」とお勧めするのである。地元産の農産物では、ふっくら美味しい新米や、ぶどう・いちじく・梨・柿・リンゴなどの果実、さまざまな秋野菜などが味わえる。流通量が少ないが県産牛肉・豚肉なども非常にレベルの高いものが多い。まさに、天高く馬肥え過ぎる「とやまの秋」である。

さて、皆さんには、読書や音楽・映画鑑賞やスポーツや趣味などを通して、それぞれの「秋の夜長」を存分に楽しんでいただきたいと思うのである。小生は、ビバルディの「四季」と冷やおろしの地酒をお供に、愛読書に向かおうと思うのである。

写真:稲穂と空
近所のウオーキングコースから見える風景

ご意見をお聞かせください。

このページに問題点はありましたか?(複数回答可)

このページに関するお問い合わせ

企画管理部 広報課
〒930-8510 富山市新桜町7番38号
電話番号:076-443-2012
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。