子育て中のカラスにはご注意ください
1.注意!
6月から7月はカラスの子育ての時期にあたり、親鳥はヒナを守るために神経質になります。巣があると思われる樹木のそばを通る場合は注意しましょう。
2.カラスの攻撃
人がヒナに近づくと、親鳥が大きな声で「カッカッ」と鳴いたり、頭上を鳴きながら飛んだり、枝や電線をつついたりといった威嚇をします。それでも人が気づかずにヒナに近づくと、頭の近くをかすめて飛ぶことや、時には直接頭を足で蹴るといった攻撃をすることがあります。
3.防衛方法
巣の近くを通る場合は、帽子をかぶったり、傘をさしたりして、攻撃を防ぎましょう。張り紙などで通る人に注意を喚起するのも良いでしょう。
4.カラスの生態
カラスは通常、年1回繁殖を行い、3月ごろから巣作りをはじめます。卵は4、5月ごろにかえり、ヒナは生まれてから30から35日後に巣立ちます。巣立った後の幼鳥は、枝移りしたり、飛んだりしながら、親の後を追って給餌を受けます。一度巣立ってしまえば、ほとんど巣には戻りません。巣立って間もなくは、家族単位で巣の近くにいることが多く、1から2週間ほど、巣のまわりですごしています。
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