3階以上の直結給水

富山市ではこれまで、直結給水可能な建物は、5階が限度でありましたが、平成23年1月から直結加圧給水が可能となり、10階程度まで直結給水ができるようになりました。詳しくは、下記中高層階直結給水実施基準をご覧ください。
※平成30年3月から階数の制限がなくなりました。

• 中高層階直結給水実施基準(令和3年4月) （PDF 2.5MB）

直接給水方式とは

建築物内の給水は受水槽を経由しないで直接、配水管の水を中高層建物へ給水する方式です。

直結給水方式の特徴

メリット

• 衛生面
  配水管から蛇口まで直結されているため、フレッシュな水がお使いいただけます。
• 省エネルギー
  配水管の水圧を有効に活用できるため、省エネ効果が期待できます。
• 省スペース
  受水槽の設置スペースが不要で、敷地の有効利用が図られます。
• 美観向上
  高置水槽も不要となるため、屋上の美観をアップできます。

デメリット

• 貯水機能の消失
  • 受水槽がなくなり、水を蓄えれられなくなる。
  • 水道工事などで断水する場合があります。
• 給水管口径の増大
  受水槽方式に比べて、配水管から分岐する給水管の口径が大きくなります。

適用条件

• ※対象地域
  配水管最小動水圧が下記以上の場所
  • 3階建　0.25Mpa
  • 4階建　0.30Mpa
  • 5階建　0.35Mpa
• ※対象建物
  3階から5階の建築物で1戸建て専用住宅、集合住宅、事務所ビル等（病院、学校など断減水の影響が大きな建物、ホテルや大型ビルなど一時的に大量な水を使用する建物、印刷工場など薬品や毒物を扱う建物は対象になりません）
• メータ口径 20mmから50mm

ご注意

• 給水方式の選定
  直結給水方式および受水槽方式には、それぞれ特徴がありますので水使用の用途、形態に応じて最適な給水方式を選定してください。
• 受水槽方式からの改造
  現在ご使用されている受水槽方式を直結給水方式に改造することもできますが、設備内容によっては配管替え等が必要な場合があります。詳しくは、上下水道局までお問い合わせください。