わたしたちにとってペットは、人生のパートナーとしての役割を担うなどますます大切な存在になってきています。しかし、一部の飼い主のマナーに欠けた行為が原因で保健所には、放し飼い、鳴き声、汚物、悪臭などに関する相談が多数寄せられています。
人と動物が共生できる社会へ向けて、飼い主の方には次のことについて、ご協力をお願いします。
☆飼い主の方へ守ってほしい5か条
1.動物の習性を正しく理解し、最後まで責任をもって飼いましょう。
飼い始める前から正しい飼い方など知識を持ち、飼い始めたら、動物の種類に応じ適切な飼い方をして健康・安全に気を配り、最後まで責任をもって飼いましょう。
2.人に危害を加えたり、近隣に迷惑をかけることのないようにしましょう。
糞尿や毛などで近隣の生活環境を悪化させたり、公共の場所を汚さないようにしましょう。また、動物の種類に応じてしつけや訓練をして、人に危害を加えたり、鳴き声などで近隣に迷惑をかけないようにしましょう。
3.むやみに繁殖させないようにしましょう。
動物にかけられる手間、時間、空間には限りがあります。きちんと管理できる数を超えないようにしましょう。また、生まれる命に責任が持てないのであれば、不妊去勢手術などの繁殖制限措置を行いましょう。
4.動物による感染症の知識を持ちましょう。
動物と人の双方に感染する病気(人と動物の感染症)について、正しい知識を持ち、自分や他の人への感染を防ぎましょう。
5.盗難や迷子を防ぐため、所有者を明らかにしましょう。
飼っている動物が自分のものであることを示す、マイクロチップ、名札などの標識をつけましょう。
室内飼いの際に注意しなければならないこと
犬や猫の健康と安全の確保という観点から、室内飼いは有効な飼い方です。しかし、室内飼いにすることにより、人の生活と犬や猫及び犬猫同士の距離が近づくことによる弊害も起こります。
1.穏やかな生活環境
犬や猫は家族の一員、パートナーです。犬や猫は人の感情を良く汲み取りますので、穏やかな気持ちで犬や猫に接することができるよう家族の間でも心がけましょう。
また、犬や猫は人と異なった生き物です。家族の一員とはいえ、犬は犬として、猫は猫としてある程度距離をもって接しましょう。擬人化して扱うことや溺愛はやめましょう。溺愛しすぎると、飼い主がいなくなると鳴くなど問題行動を起こすことがあります。
2.室内の温度、湿度管理
犬や猫は夏場などの高温が苦手です。西日が強く当たるような環境や夏場に留守にするような場合、エアコンをかけるなど、適度な温度、湿度を保つ必要があります。その際、エアコンの風が直接犬や猫に当たらないよう注意しましょう。またいつでも自由に新鮮な水が飲めるようにしておく必要があります。
3.床材の配慮
フローリングなど滑って関節を痛めるなどの事故が起きることがあります。滑る場合にはカーペットを敷くなどして、歩きやすくしてあげましょう。カーペットはよく清掃して清潔にしましょう。ペット専用のカーペットもあります。
4.事故の防止
犬や猫は、いろいろなものを口にしたり、観葉植物や電気製品をかじったり、物を動かして高いところにあるものを落としてりと、思わぬ行動による事故をおこす可能性があります。普段からのしつけと同時に、事故を起こさないような室内環境に気を配る必要があります。
5.タバコや化学物質の影響
タバコの副流煙は人だけではなく一緒に暮らす犬や猫の健康にも影響を与える可能性があります。受動喫煙の害に気を付けてください。
消臭剤、殺虫剤などの化学薬品にも注意して、犬や猫の近くで使用することは控えましょう。また、スプレーなどをまくと下に溜まりますので、換気を良くするようようにしましょう。犬や猫は壁紙の接着剤など、いわゆるシックハウス症候群の原因物質になるようなものに対しても敏感です。これらの化学物質は、嗅覚の鋭い犬や猫には想像以上のストレスとなる可能性があります。
6.衛生害虫の発生防止
ノミ、ダニ、ハエなど衛生害虫の発生を防止するため、こまめに掃除を行いましょう。
○住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドラインについて
パンフレット
「飼う前も、飼ってからも考えよう」 (3,284kbyte)
「宣言!無責任飼い主0(ゼロ)宣言!!」 (12,205kbyte)
飼い主の皆さんへ (154kbyte)
無責任なエサやりはやめましょう!!! (166kbyte)
猫の飼い方のマナー (146kbyte)
猫の屋内飼養のすすめ
ねこが庭などに入らない方法 (322kbyte)
これからペットを飼う方へ
ペットを飼うことは、その一生に責任をもつことです。ペットを飼う前
に、ほんとうに飼い続けられるか、家族みんなで話し合いましょう。
そして、飼うことを決めたら、購入するのか又は譲り受けるか考えましょ
う。方法としては、ペットショップやブリーダーから購入するほか、動物保
護施設や保健所で、飼えなくなり飼い主不明で保護されたペットを譲渡して
もらえることもあります。
パンフレット
「知っていますか?動物愛護管理法」 (9,535kbyte)
「譲渡でつなごう!命のバトン」 (5,090kbyte)
「捨てず、増やさず飼うなら一生」 (7,516kbyte)
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