5種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブ感染症)・4種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)・2種混合

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ページ番号1004041  更新日 2024年4月17日

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令和6年4月1日から5種混合ワクチンが定期接種化されました。

5種混合ワクチンは、従来の4種混合ワクチン(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)にヒブ感染症のワクチンを加えたものです。接種回数と間隔は、従来の4種混合ワクチンと変わりません。

※すでに4種混合ワクチンとヒブワクチンで接種を開始された方は、残りの回数も同一のワクチンで接種してください。

※4種混合とヒブの接種券をお持ちの方で、5種混合ワクチンで接種を開始する場合は接種券の差し替えが必要となります。保健所保健予防課またはお近くの保健福祉センターにお問い合わせください。

どんな病気?

ジフテリア

ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。感染は主に喉ですが、鼻にも感染します。症状は高熱、喉の痛み、犬吠様の咳、嘔吐などがあります。発病2から3週間後には菌の出す毒素によって心筋障害や神経マヒを起こすことがあるため注意が必要です。

百日せき

百日せき菌の飛沫感染で起こります。百日せきは、普通の風邪のような症状で始まります。続いて咳がひどくなり、顔を真っ赤にして連続的に咳き込むようになります。咳のあと、急に息を吸い込むので、笛を吹くような音が出ます。熱は通常出ません。乳幼児は咳で呼吸ができず、くちびるが青くなったり(チアノーゼ)、けいれんが起きることがあります。肺炎や脳症などの重い合併症を起こすこともあり、乳児では命を落とすこともあります。

破傷風

破傷風菌は、ヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中にいる菌が、傷口からヒトの体内に入ることによって感染します。菌が体の中で増えると、菌の出す毒素のために、筋肉の強直性けいれんを起こします。最初は、口が開かなくなるなどの症状が現れ、やがて全身の強直性けいれんを起こすようになり、治療が遅れると死に至ることもある病気です。土中に菌がいるため、感染する機会は常にあります。また、お母さんが抵抗力(免疫)をもっていれば出産時に新生児が破傷風にかかるのを防ぐことができます。

急性灰白髄炎(ポリオ)

「小児まひ」と呼ばれます。ポリオウイルスに感染すると100人中5から10人は、かぜ様の症状があり、発熱を認め、続いて頭痛、嘔吐があらわれます。また、感染した人の中で、約1,000から2,000人に1人の割合で手足の麻痺を起こします。一部の人には、その麻痺が永久に残ります。麻痺症状が進行し、呼吸困難により死亡することもあります。

Hib(ヒブ)感染症

Hib(ヒブ)感染症は、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型という細菌によって発生する病気です。主にくしゃみや咳などで感染しますが、症状がないまま菌を保有(保菌)していることも多くあります。髄膜炎、敗血症、肺炎などの重篤な感染症を引き起こすことがあります。

2種混合ワクチンについて

2種混合ワクチンは、ジフテリアと破傷風を予防するためのワクチンです。幼児期の5種(4種)混合ワクチンでつけた基礎免疫が少しずつ低下してくるため、追加で接種します。

接種年齢

5種(4種)混合ワクチン

  • 生後2か月以上7歳6か月未満

2種混合ワクチン

  • 11歳以上13歳未満

接種間隔・回数

5種(4種)混合ワクチン

  • 初回:20日以上の間隔をおいて3回
  • 追加:初回接種終了後、6か月以上の間隔をおいて1回

2種混合ワクチン

  • 1回

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このページに関するお問い合わせ

保健所保健予防課
〒939-8588 富山市蜷川459番地1
電話番号:076-428-1152
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。