B型肝炎
どんな病気?
B型肝炎は、B型肝炎ウイルスの感染により起こる肝臓の病気です。B型肝炎ウイルスへの感染は、一過性の感染で終わる場合と、そのまま感染している状態が続いてしまう場合(この状態をキャリアといいます)があります。キャリアになると慢性肝炎になることがあり、そのうち一部の人では肝硬変や肝がんなど命に関わる病気を引き起こすこともあります。
ワクチンについて
B型肝炎ワクチンを接種することで、体の中にB型肝炎ウイルスへの抵抗力(免疫)ができます。免疫ができることで、一過性の肝炎を予防できるだけでなく、キャリアになることを予防でき、まわりの人への感染も防ぐことができます。定期予防接種で使用する組換え沈降B型肝炎ワクチンは20年以上前に認可され、世界中で使用されている効果も安全性も高いワクチンです。
副反応は5%以下の確率で、発熱、発疹、局所の痛み、腫れ、かゆみなどが見られますが、いずれも数日で回復します。極めて稀に報告される重い副反応としては、アナフィラキシーショック、急性散在性脳脊髄炎などがあります。
接種の年齢・間隔・回数について
接種年齢
1歳未満
間隔・回数
回数
3回
接種間隔
27日以上の間隔で2回接種を受けた後、1回目の接種から139日(20週)以上の間隔をおいて3回目の接種を受けてください。
(標準的には生後2か月、3か月、7か月から8か月での接種となります)
注意事項
- HBs抗原陽性の母親から生まれたお子さんで、健康保険の給付により抗HBs人免疫グログリンを併用してB型肝炎ワクチンの予防接種を受けたお子さんは、定期予防接種の対象とはなりません。
- 過去に任意接種(有料)で接種を受けたことのあるお子さんは、既に接種した回数分は定期接種を受けたものとみなします。
- ラテックスアレルギーのあるお子さんは、接種を受ける前に必ず主治医にご相談ください。
ご意見をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
保健所保健予防課
〒939-8588 富山市蜷川459番地1
電話番号:076-428-1152
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。