富山の薬業は、江戸時代以来300年にわたる古い歴史と伝統に培われた代表的な地場産業で富山二代藩主前田正甫公が藩の産業として奨励したことから始まったと伝えられています。 十代藩主前田利保公(1800〜1859)は、自ら本草学の研究に取り組み、[本草通串] 92巻を著わすなど、和漢薬研究に力を入れたことで知られています。