【奇応丸及び救命丸】
(きおうがん および きゅうめいがん)

 江戸時代中期に、漢方古方派の医術をもって有名であった後藤良山先生がよく用いた薬で越中の薬に取り入れられた。大人、子供に五疳薬として繁用されてきた薬である。
[効能]  大人、小児の急病薬、気つけ、めまい、立ちくらみ、五疳の良薬として用いられる
[成分]  麝香(ジャコウ)、牛黄(ゴオウ)、熊胆(クマノイ)、人参(ニンジン)、その他のサフラン、牛胆、沈香等が配合される。