感冒における処方の選択は、体力と時期の把握が基本であり、的確な処方を選択することにより、十分な効果をあげることが出来る。 ■初期 麻黄湯(まおうとう) 身体の節々のいたみ 葛根湯(かっこんとう) 自然発汗がない 桂枝湯(けいしとう) 自然発汗がある 小青竜湯(しょうせいりゅうとう) くしゃみ、鼻水 ■中期 麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう) 呟嗽、痰、喘鳴 小柴胡湯(しょうさいことう) 発熱を繰り返す 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう) 発熱を繰り返す