【四逆散】
(シギャクサン)
大柴胡湯症と小柴胡湯症の中間の証を現すのに用いられる。大柴胡湯証より、芍薬の量が多いので、筋肉のケイレンや、心窩部の痛みをとる作用が強い。
[構成生薬]
柴胡、芍薬、枳実、甘草
[適 応 症]
四肢の冷え、精神不安、咳嗽、心悸亢進、腹痛、腹満、腹直筋の緊張、 尿利減少、肝炎、膵炎、胃十二指腸潰傷