【鹿茸】
(ロクジョウ)

 鹿茸はマンジュウアカジカ(馬鹿)、マンシュウジカ(梅花鹿)を雄の角化しない幼角(袋角)を乾燥したもの。前者を馬鹿茸(バロクジョウ)、後者を花鹿茸(カロクジョウ)と称す。
[薬効]  鹿茸(ロクジョウ)は、精力増強、不老長寿を期待し、そのアルコールエキスは、過労、神経衰弱、ノイローゼ、心筋疲労症、低血圧症などに有効である。最近では強壮、強精、鎮痛等としてインポテンツ、メマイ、耳鳴り、頭、頚部の頭痛、頭重、四肢のしびれ、不眠、更年期障害などに用いられる。
[成分]   リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、コラーゲン、タンパクからなり、灰分Ca++、P、Mg++などを含む。また、女性卵胞ホルモンを含むとの報告もある。