【リンドウ】 |
(龍胆) リンドウ科 |
各地の山野に自生する多年草。高さ20〜60cm、根は数本のヒゲ根で、秋、茎頂の葉脈に太い筆穂状の蕾を出し、碧紫色の美しい花を開く。味は胆のように苦いところからこの名がついた。 | ![]() |
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[生薬] | 龍胆:10月に根茎を堀り、水洗いして天日乾燥したもの。長さ5〜10cm、径3〜5mm。弱い特異臭があり、味は極めて苦い。 | |
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[薬用] | 根は苦味健胃薬で食欲不振、消化不良に根2〜3gを水300ccで煎服する。粉末にして1日0.3〜0.6gを内服する。 | |
[成分] | 苦味配糖体のゲンチオピクリンを約2%含む。その他アルカロイドのゲンチアニンや、ゲンチアノーゼ、ゲンチジンなどを含む。 | |
[栽培] | 湿気あって日当たりの良い土地に適する。種子をミズゴケの上にまいておくと春に芽がたくさんでる。根の収穫は5〜6年生のものが最も収量がよい。 |