【ヨモギ】
(艾葉・ガイヨウ)キク科

 各地のいたるところに自生する多年草。地下茎は横に走り、茎はよく分岐する。早春若芽をつみ、餅に入れて草餅をつくるのでモチグサという。
[薬用]  艾葉は解熱、利尿、通経、去たん、補血、強壮、止血薬で腹痛、吐瀉、子宮出血、浄血に5〜8gを水400〜500ccで煎じ1日2〜3回に服用。民間で動脈硬化に葉3〜5gを水100ccで煎服する。また糖尿病にモチグサを煎服するとよいと云う。
[生薬]  ヨモギ、ヤマヨモギの葉を6〜8月採集し天日乾燥したもの。特異な芳香と苦味がある。
[成分]  葉に製油0.02%含み、そのうちシネオール50%、その他、多糖体、ビタミン、ミネラル3〜7%を含む。