【ホオズキ】
(酸漿根) ナス科

 自生もあるが、庭や畑に栽培される多年草。果実は球形で赤熟し、がく片に包まれている。葉はゆでておひたしにし、食用にする。
[生薬]  酸漿根:秋に根を堀上げ、水洗いして、天日乾燥する。
[薬用]  根は、せき止め、利尿、通経薬に用いる。民間では、せき止め、利尿に根5gを水400ccで煎服する。突目には果実を熱湯に浸し、浸液で洗ってやると良い。百日ぜきは、実が熟す前に、葉、実、茎とも黒焼きにして1日1〜6gに50〜60ccの温湯を注いで服用する。