【ドクダミ】
(十薬ジュウヤク、重薬)ドクダミ科

 全国のいたる所に自生の多年草。白い根茎を出し繁殖盛ん。全草無毛で、暗紫色高さ10〜30cm、葉は心臓形で互生し、6月花茎をあげ頂に一花をあげる。
 全草に特異臭を放つ。
[薬用]  十薬は便秘、尿道炎、利尿、高血圧、動脈硬化症、梅毒、淋病、悪瘡などに1日10〜15gを水800〜900ccで煎じ1日3回分服、および茶剤にする。 民間では、水虫、皮膚病に生の葉をもんでつけると良い。蓄膿症や鼻づまり に鼻の穴に入れると膿がよく排出される。やけど、化膿、切傷にあぶって貼布する。
[生薬]  十薬は花期に地上の全草を根元で刈り取って水洗いし風乾したもの。
[成分]  生の葉に精油0.005%を含む。主成分はメチルノニルケトン、デカノイルアセトアルデヒド、ラウリンアルデヒド、他にクエルセチン配糖体などを含む。