【タンポポ】
(蒲公英・ホコウエイ)キク科

 山野に広く自生する多年草、根は太くゴボウ状、葉は叢生しややへら形。茎頂に黄色から白色の花を頭状に開く果実は白い冠毛を付ける。全草を傷つけると白い乳を出す。

[生薬]  蒲公英(ホコウエイ)は全草を開花前に採集し天日乾燥したもの。味淡白でやや苦味がある。葉は披針形でややへら形。根はゴボウ状で分岐し長さ10〜20cm。
[薬用]  蒲公英(ホコウエイ)は解熱、発汗、健胃、利尿、催乳、胆汁分泌などに、10gを800〜900ccで煎じ1日3回服用する。民間では便秘、ぜんそく、痔疾、胃腸炎に同様煎服する。
[成分]  全草にクラキサステロール、ホモタラキサステロール、バラオキシフエニル酢酸などを含む。