【ゲンノショウコ】 |
フクロソウ科 |
山野の路傍にみられる多年草。夏、葉腋から細い花茎を出し、柄のある2個の花をつける。果実は朔果で長いくちばしあり。熟すと種子をはじきとばす。 | ![]() |
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[生薬] | ゲンショウコは開花時の茎葉を採取し天日乾燥したもの。茎葉細長く緑褐色で軟毛あり。葉は長柄有し掌状に3〜5裂、裂片長楕円形〜倒卵形ほとんど無臭、味微弱な収れん性あり。 | |
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[薬用] | ゲンショウコは収れん性下痢止め、利尿薬で茎葉10gを水500cc〜600ccで煎服、胃潰瘍、十二指腸潰瘍に決明子(はぶ茶)を等量まぜ煎服や茶剤として、また大腸炎に茎葉の煎液にリンゴ汁を加えるか黄柏(オウバク)の煎汁を加えて服用。 | |
[成分] | 茎葉にタンニンのゲラニイン、没食子酸、フラボノイドのケンフェリトン、クエルセチン配糖体等を含む。 |