【キキョウ】 |
(桔梗根・キキョウコン) キキョウ科 |
山地に自生する多年草。庭園にも栽培される。根は太く茎の高さ約1m、葉は無柄、 長卵形で互生する。夏〜秋に葉腋から花梗を出し紫色〜白色の美しい花を開く。 | ![]() |
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[生薬] | 不規則な紡錘形でしばしば分岐し、長さ10〜15cm、径1〜3cm。皮去り品は6〜7月収穫のものを竹のヘラで皮をはぎ天日乾燥したもので晒桔梗(サラシキキョウ)と称す。切り面粒状で白色、無臭。味はほとんどないが、のちえぐく苦い。 | |
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[薬用] | 根は去たん、排膿薬で気管支炎、せき、咽喉病、化膿症などに根1回2〜3gに甘草2gを加え水300ccで煎服する。 | |
[成分] | 根にキキョウサボニンを含む。その他、アルファスビナステロール、イヌリン等を含む。 |