【カキカズラ】
(釣藤鈎) アカネ科

 房総半島以西の本州、四国、九州など、日の当る暖かい地方の山に自生し、長い蔓性の木本。若い茎は四角で、葉の上面には光沢があり、裏面は白色を帯びている。葉の真上の茎には小枝から変化した著しく曲がったかぎがある。これで他物にからみつくが、一節おきに一個しかつかない。
[薬用]  この変化した曲がったかぎを一日4〜10g煎服すれば、収れん、鎮静、鎮痙、解熱剤として、頭痛、めまい、高血圧、神経過敏、リウマチ、ヒステリーに効果がある。