【カキ】 |
(柿) カキノキ科 |
山中に自生し、また多く栽植の落葉高木、葉は互生、表面つやがあり広楕円形全縁で先とがる。6月に花をつけ、雄花は集散状に数個ついて小さく、雌花は1個で大形。 | ![]() |
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[生薬] | 柿蒂:成熟した果実の蕚である。 | |
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[薬用] | 柿蒂はシャックリの止まらぬとき、1回8gを煎服してききめがあり、柿渋10ccを水60ccでうすめて内服すると血圧を下げる。 | |
[成分] | 柿蒂にはオレアノール酸、ウルソール酸、ベツリン酸を含み、果実にはブドウ糖、果糖、蔗糖、マンニットゼアキサンチン、リコビン、カロチンなどを、干柿の白い粉はマンニットである。柿渋にはタンニン様物質のシブオールアセチルコリン様物質を含み、若い葉にはビタミンCを多量に含み、またフラボノイドのアストラガリンも含む。 |