【オトギリソウ】
(小連翹) オトギリソウ科

 山野に自生する多年草で茎は高さ約1m、葉は対生し葉面に黒色の油腺を認める。夏〜秋、黄色の花を多数頂生する。
[生薬]  小連翹:全草を果実成熟期に採集したもの。
[薬用]  小連翹は止血薬とし、婦人の腰、腹の痛み、疝気、心臓病、子宮出血に1日5gを煎服。また煎液で罨法してリウマチ、打身、筋肉痛、腫物によいという。生汁を鳥の病気に与えるとよい。
[成分]  葉の黒点はヒペリシンで、これを動物が食べると烈しい皮膚炎をおこす。