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近年、全国で大きな問題となっている「空き家の増加」。他人事と思われがちですが、誰もが空き家の所有者になる可能性があるなど、実は身近な問題です。今回は、空き家問題について、本市の現状や皆さんが取り組める対策などを紹介します。


適切に管理せず放置すると、周辺に住む方や歩行者に迷惑をかけたり、危害を加えてしまう可能性があります。また、地域の景観や治安の悪化にもつながります。
建物の劣化による外壁落下・倒壊
草木が生い茂り害虫発生・庭木の越境
空き巣などの不法侵入
国土交通省の令和6年空き家所有者実態調査によると、空き家を所有するきっかけの約6割が相続によるものとされています。また、相続前に兄弟など他の相続人と話し合っておくなどの対策をした空き家は、何も対策していない場合と比べて、何もせず空き家のまま所有され続ける割合が低くなっています。
今は空き家の所有者ではなくても、誰もが突然、自分の意思に関わらず空き家の所有者になる可能性があります。自分が空き家の所有者になった時に困らないように、早めの対策を検討しましょう。

令和7年度に実施した市の実態把握調査では、下のグラフのとおり、令和2年度の調査で把握した空き家のうち2,563件が再利用または除却されたことが分かりました。一方で、新たに空き家が4,672件発生しており、空き家の解消件数を大きく上回るスピードで新たに空き家が増加している実態が浮き彫りになりました。本市では、人口減少に伴い世帯数の減少が見込まれているため、今後、空き家の増加がさらに加速する恐れがあります。
また本市には、市民の皆さんから空き家の劣化や近隣への影響に関する情報提供が年間400件以上寄せられています。その件数は、10年前と比較して約2倍の水準となっています。市は空き家の所有者などに対し適切な管理を依頼する文書を送付していますが、空き家は個人の財産であるため、その対応は基本的に、所有者に委ねられています。
このことからも、市民の皆さん一人一人が空き家問題の当事者として、今ある空き家を早急に解消するだけではなく、新たに空き家を発生させない取り組みを行うことが重要です。
適切な「予防」と「管理」は、空き家が周囲に悪影響を及ぼすことを防ぎ、将来的な空き家の有効活用につながります。
□家族・親族で話し合いましょう
自宅や実家が空き家になった時に、売買・賃貸などへの活用や解体など、どのように対処するか、早めに相談しておきましょう。

□登記の確認、相続登記しましょう
前所有者名義の家は売却などの活用ができない可能性があります。将来的なトラブルを防ぐため、相続登記を行いましょう。

□財産の活用を検討しましょう
今後使用する予定が無い物件は、早めの処分を検討しましょう。維持管理の負担や家族・親族の負担が軽減されます。

□庭木の剪定や除草を行いましょう
空き家に関する市への情報提供の約6割が「草木の繁茂・越境」です。こまめに枝打ちや除草を行い、必要に応じて伐採や伐根も検討しましょう。

□ブロック塀を点検しましょう
道路沿いの塀が倒壊すると死亡事故や災害時の避難遅延につながります。ひび割れや傾きの有無を定期的に確認し、必要に応じて建築士などに相談しましょう。

□適切に修繕や換気を行いましょう
建物の劣化を放っておくと、多額の修繕費用がかかったり、資産価値が下がってしまいます。定期的な換気や掃除を行いましょう。

空き家の解消に向けて、「何から始めればいいかわからない…」「具体的な話をしたい…」といった相談者のニーズに合わせ、複数の相談窓口があります。
さまざまな専門家が対応し、売買や解体など具体的に検討できます。

※開催日は各二次元コードへ。